「アクリ屋DIY」カテゴリーアーカイブ

ボール盤は穴加工の基本です

みなさん、こんにちは。アクリ屋探検隊です。

今回は「ボール盤」について紹介させて頂きます。
「ボール盤」とは、穴加工を行う工作機械です。
台(ベッド)の上に加工する素材を置き、主軸に取り付けたドリルまたはリーマなどの切削工具を回転させることで加工を行います。
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ボール盤のトップにはモーターで回るベルトがあり、素材や穴径によってドリルの回転の速さを変えることが出来ます。(小さい穴は回転を速く、大きい穴は遅くします)
タップ加工も出来るボール盤の場合は、トップのベルト部分のリミッターで回転を止めた後、逆回転になります。
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通常は、直径1mm~13mmまでの穴加工を主に行っていますが、
段取りを変えると直径0.1mm~300mmの穴加工も可能です。
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アクリルは、加工中に熱を持つと白く溶けてしまいます。
溶けると素材に白い線がでて美しい仕上がりになりません。
仕上がりが美しくないということは、精度が出ないということです。
そのため当社では、ノン脱脂オイルや石鹸水を刃に少しつけて加工中の熱を冷ましながら加工をしています。
また、加工の精度を保つために、
ドリルなどの道具の手入れをまめに行うよう心がけています。
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~ボール盤の機械技術を習得するには~
基本をしっかり教えてもらえば、操作はすぐに覚えられますが、
油断をすると怪我をしてしまうので注意が必要です。

~代表的なアクリ屋製品~
アクリル板加工 セミオーダー
フォトフレーム
ワゴン
アクリル立体額

~加工担当者のコメント(N氏)~
マシニングは最新機械ですが、ボール盤と縦フライスを合わせたもの。
ボール盤は穴あけの基本です。
場所を移動させて大きな穴加工を行ったり、
微妙な加減や段取りでマシニングでは出来ない穴加工も出来ます。
ボール盤は、コンピュータ制御の機械と違って手動だからこそ、
技術があれば色々な加工が楽しめます。
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アクリルミラー板をアクリサンデーヒーターキットで曲げてみました(後編)

皆様、こんにちは。アクリ屋ブログDIY実験室担当です。
気が付けば8月ももうすぐ終わり、本当に時間が過ぎるのが早いですね。

今日のDIY実験室は昨日の続き、アクリルミラー板の曲げ加工に付いてです。
早速ですが、アクリサンデーヒーターキットでアクリルミラー板を曲げる時に、ミラー塗装面が曲げの外側の場合の写真をご覧下さい。
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ミラー面が外側になると、写真のよう塗装に影響が出てしまいます。

アクリル板が伸びた為にその部分の塗装が薄くなってしまい、反対側が透けて見えるのが分かるでしょうか?

アクリル面を温めた場合には若干影響は少なくなりますが、ミラー塗装面が曲げの外側の時よりも綺麗にはなりません。

結果としては、アクリル面を温めてミラー塗装面が外側になるように曲げ加工をするのが、一番綺麗になりお勧めです。

どうしてもミラー塗装面が内側になるようにしたい場合は、アクリル面を温めてから逆に折り曲げて加工する方法が良いと思います(通常は温めた面が外側になるように曲げる)。

いかがでしたでしょうか?
アクリルミラー板の曲げ加工に挑戦しようという方は、是非参考にしてみて下さい。
それでは、素敵なDIY生活を!

■今回の実験工具
製品:アクリサンデー ヒーターキット
価格:¥6,720(税込)
製品の詳細ページはこちら

アクリルミラー板をアクリサンデーヒーターキットで曲げてみました(前編)

皆様、こんにちは。
アクリ屋ブログDIY実験室担当です。
今週はちょっと寒い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

今回は「アクリサンデー ヒーターキット」を使用して、アクリルミラー板を曲げてみました。

アクリサンデーヒーターキットは手軽にアクリル板の曲げ加工ができる便利な工具です。
板厚は5mm程度までと限られてしまいますが、それでも色々な場面で有効に使え、アクリ屋でも売れ筋工具の1つです。
通常のアクリル板は綺麗に曲げることができるのですが、アクリルミラー板を曲げた場合はどんな感じになるのか、疑問に思っている方も多いと思いますので、早速実験してみました。

結論から言いますと、通常のアクリル板と同様に曲げ加工ができます。
ただし、ここでミラーの塗装面が曲げの内側か外側かが重要になってきます。

まずはミラー塗装面が曲げの内側の場合(アクリル面を温めています)。
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曲げた部分は若干白っぽく濁ってしまいますが(写真ではちょっと分かり難いです)、特に問題なく綺麗に曲げることができました。
温め方や曲げ方は、通常のアクリル板の時と同じですが、それでも大丈夫です。

ただし、アクリル板を温め過ぎるとミラーの塗装面に影響が出てしまいますので、気を付けて下さい。

次にミラー塗装面が曲げの外側の場合はどうなるのか?
というのは、明日の実験室でご紹介。
お楽しみに~。

それでは、今日も素敵な1日を!

後編はこちら

ロボドリルα21 後編

みなさん、こんにちは。
アクリ屋探検隊です。

今回は、前回(8/5)の「ロボドリル」の続きです。

おおまかな流れは前回紹介しましたが、実際にアクリル加工をする場合、どのようにロボドリルの刃物が動くのか?
過程を動画で追ってみました。
そして↓
080805-3<完成> 刃跡が残るので磨き仕上げが必要です。
ロボドリルについて参考になったでしょうか?
他にもロボドリルでは、
このような↓ネームプレートの彫刻や、アクリル以外の素材も加工が可能です。
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~代表的なアクリ屋製品~
・ パソコンケース
プライベートアクアリウム
フォトフレーム(ソリッドタイプ)
フォトフレーム(テーブルトップ)

~加工担当者のコメント(K氏)~
60歳を過ぎてからの夢は、自宅にロボドリルとCAD/CAM、コンプレッサーなどを揃えて、
ネームプレートや小物、お皿などを趣味で作ることですね~。
アクリルの彫刻などart系のものを作りたいです。
ロボドリルがあれば何でも作れますよ 。
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夢膨らみますね!

ロボドリルα21は複雑な加工が得意です 前編

みなさん、こんにちは。
アクリ屋探検隊です。

関東付近は前線が停滞していて、先程から雷が鳴り出しました。
雨上がりには少しでも暑さが和らぐといいのですが・・・。

今回はアクリ屋工場の一番奥に鎮座する「ロボドリルα21」を紹介したいと思います。

「ロボドリルα21」とは、以前ご紹介した「マシニングセンター」の一種です。
CADソフトで製品の形を作図して、CAMソフトで刃物の軌跡を作り、マシニングセンターに読み込ませて加工を行う工作機械です。
加工スピードが速く、精密な加工向きです。
3次元の曲面の加工や彫刻も出来ますが、刃の跡が残るので手仕上げでの磨き加工が必要となります。
テーブル可動範囲は400X700mm。小さいものの加工向きです。
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CAD→CAM→マシニングセンター
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曲面を加工する場合は、先に階段状(上写真の奥)に加工してから滑らかに仕上げます。
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<完成>刃跡が残るので磨き仕上げが必要です。
~ロボドリルα21の機械技術を習得するには~
簡単な抜き加工くらいなら約1ヶ月。
何年もかけてやっていますが、終わりがなく、ずっと学んでいく感じです。
※次回に続く!

角度鏡面加工機で重厚感を

みなさん、こんにちは。
アクリ屋探検隊です。

『アクリル板の端面を平らなままではなく、少し表情を付けたいな~。』という時に、端面にテーパー加工を施して雰囲気を出すことが出来ます。

今回はそのテーパー加工に使用している「角度鏡面加工機」を紹介したいと思います。

「角度鏡面加工機」とは、アクリルの板を自動送り装置固定板の上にセットして、自動で送りながら複数の刃のついたカッターで斜めに角度をつけ、「荒削り→仕上げ→磨き仕上げ」までを行う機械です。

アクリ屋ドットコムでは、アクリル板加工 セミオーダーの端面のテーパー磨きやフォトフレーム ソリッドタイプのテーパー加工等に使用しています。
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機械のカッター及び仕上げバイトはダイヤモンド製です。
ダイヤは超硬質ですが、衝撃に弱いという特質があるので、加工材の保護フィルムの表面に付着した砂やホコリが刃先に衝突したり、擦れてしまうと、刃が欠ける可能性があるため、加工材の管理にも気を配っています。

因みに、弊社ではアクリル板にのみ使用しているので大丈夫ですが、ダイヤの成分は炭素(C)なので、炭素と科学反応を起こす成分の加工には不向きです。
(刃先の欠けや溶解が起こります)

炭素と科学反応を起こす成分
タングステン(W)・タンタル(Ta)・チタン(Ti)・ジルコニウム(Zr)
鉄(Fe)・コバルト(Co)・マンガン(Mn)・ニッケル(Ni)・クローム(Cr)・白金(Pt)など

~角度鏡面加工機の機械技術を習得するには~
操作は難しくありませんが、意外と複雑な構造なので、
慣れるまでは刃の取替え等のメンテナンスが大変。
代表的なアクリ屋製品
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アクリルキャビネット
フォトフレーム ソリッドタイプ

~加工担当者のコメント~
端面を美しく仕上げるため、板厚や材質によって、刃の送りのスピードを変えています。
正確に角度を出すよう心掛けながら、作業をしています。
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ミニルーターは手軽で便利な切削研磨工具

皆様、こんにちは。
アクリ屋ブログDIY実験室担当です。
段々と暑くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。

今回のDIY実験室は「ミニルーター(ミニリューター)」のご紹介です。

模型制作や手芸が趣味の方には、かなりお馴染みの工具ではないでしょうか?
そんな僕も、模型制作時のバリ取りなど、いつもお世話になっています。
一度この便利さを味わってしまうと、使わない生活にはもう戻れないですよね。
見た目は小さいですが、切削力や研磨力は充分にある、とても便利な工具だと思います。

そんな便利なミニルーターで、今回はアクリル板に絵を彫刻してみました。
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彫刻する板にガイドとなる下絵を貼り付けて、下絵に沿って削っていきます。
実際には、板の表面に傷を付けていく、そんな感覚です。
下絵を張り換えて、好きな場所に好きな絵をどんどん彫刻していきましょう。

キットには様々な形状のルータービットが付属していますので、場所によって使い分けると便利です。
アクリルケースやフォトフレームに模様を付けたり絵を彫刻したら、素敵だと思いませんか?
世界に1つしかない、自分だけのオリジナルフォトフレームを制作してみましょう!

また、ルーターで彫刻した板をLEDライトパッチでライトアップした作品をHPにてご紹介していますので、是非チェックしてみて下さい。
LEDとの組み合わせで素敵な演出ができますので、とてもお勧めです。
浮かび上がる表札など、色々な事に応用できると思います。

ミニルーターは手軽に切削や彫刻ができる工具なのですが、アクリル板は硬いので深く掘ることができません。
機械彫刻みたいな立体感が出せないのは残念な部分です。

それから、ミニルーターを使用する時は、必ずマスクをしましょう。
細かな粉塵が発生し呼吸系を痛める可能性があります。
危険を回避し、楽しく作業をしましょう。

加工方法の詳細を「切る/切削-ミニルーターキット」のページで詳しくご紹介していますので、チェックしてみて下さい。
ミニルーターは初心者の方でも手軽に使えるとてもお勧めの工具です。
是非お試し下さい。

それでは、素敵な1日を!

■今回の実験工具
「ミニルーター」(弊社未取扱商品)
メーカー:柳瀬株式会社
品名:YANASE HOBBY TOOL ミニコング2キット1
品番:YWE251KIT1
参考価格:¥5,754(税込)

マシニングセンターは1/100の精度で加工可能

みなさん、こんにちは。
アクリ屋探検隊です。

今回はアクリルの複雑な加工や高精度が求められる加工に使用している「マシニングセンター」の紹介です。

「マシニングセンター」とは、自動工具交換機能をもち、目的に合わせてフライス加工、角抜き加工、タップ穴・サラザグリ穴・キャップボルト用ザグリ穴などの穴加工、斜めカットなどの異なる加工を1台で行うことができる工作機械です。おもに切削加工を目的としています。

ATC(オートツールチェンジャー)には、多数の切削工具を収納しており、コンピュータ数値制御(CNC)の指令によって工具を自動的に交換し、機械加工を行います。

自動工具交換装置を搭載したNCフライス盤とも言えます。
可動範囲は400X800mmまでですが、アクリ屋ではアクリル板を動かしながら、1000X2000mmまで加工しています。
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加工のムービーです。画面をクリックするとスタートします。
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CADソフトで作成した図面データをCAMソフトで加工プログラムに変換して、マシニングセンターに読み込ませます。
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ATC (角抜き加工の場合、内角がR5の場合は直径10mm、R2の場合は直径4mmの刃物を使用しています。)

~代表的なアクリ屋製品~
アクリ・ラック
アクリルキャビネット
・PCケース
マガジンハンガー など

~加工担当者のコメント(S氏)~
7年やっていますが、まだまだ修行中です。
当社の場合、1点から製作を承っているため注文内容が様々なので、CADで確認→機械で確認→加工→製品確認→検査と、確認をしっかりしています。
加工している時間より、確認の時間の方が長いです。
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~加工担当者のコメント(S君:さくら樹脂2年生)~
1つの加工をするのに色々な方法がありますし、機械の種類も様々なので、これからいっぱい覚えていきたいです。
分からないことは、すぐに先輩に聞いて教えてもらっています。
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クリステンドでアクリルをステンドグラス風に

今回のDIY実験室は「アクリサンデー クリステンド」をご紹介いたします。

アクリル板やガラス板・ビン等に、ステンドグラスの輝きを手軽に彩色できる、とても面白い商品です。
早速、手順をご紹介いたします。
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ステップ1.
油性マジック等で下絵(ガイド線)を書きます。書き終わったら、線に沿ってラインマーカー(黒色クリステンド)でなぞっていきます。30分以上乾かします。
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ステップ2.
黒色ラインマーカーが完全に乾いたら、カラー各色をたっぷり流し込みます。隣の枠に流れ込まないように、注意しながら作業します。
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ステップ3.
色を流し終わったら、24時間じっと我慢して乾かします。
以上です。
簡単ですよね?
透明のアクリル板が全然違って見えて綺麗ではないでしょうか。
ただ、ここで難点が1つ。
この黒のラインマーカーの容量は20cc(クリステンド各色は10cc)なのですが、複雑なデザインになると、1本では足りなくなってしまう事があるかもしれません。
できれば2本入りだと良いのですが・・・(1本ずつのバラ売りはありません)

製品:アクリサンデー クリステンド
価格:¥2,080(税込)

バフ(羽布)

「バフ(羽布)」とは、表面を磨いて滑らかに仕上げることで、
グラインダー等の高速回転する工具に、布でできた円盤状の道具を取り付け、研磨剤を付けて軽く押しつけながら磨いていきます。

写真向かって左側に少し硬い布、右側に柔らかい布が付いており、硬い布→柔らかい布の順序で仕上げます。
非常に手間のかかる作業ですが、美しい光沢が得られます。

加工範囲は、形状によりますが、細長いものであれば1200mmくらいまでです。
大きいものは、ハンドバフを使って仕上げることもあります。
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~磨き仕上げの機械技術を習得するには~
2~3ヶ月

~代表的なアクリ屋製品~
kigi
アクリルブロック クリアー
キュービックサークル  など
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~加工担当者のコメント~
バフは、熱で表面が溶けるので、全体が均等でムラのないように仕上がるよう抑え方に注意しています。
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ジグソー

今回のDIY実験室は、切断用電動工具の「ジグソー」をご紹介します。
ジグソーは直線や曲線の切断に使用する電動工具です。
窓抜き(角抜き)にはとても便利な工具で、ブレードを取り換えるだけで様々な材料に使用できます。
糸ノコの電動工具版の様な道具です。
プラスチック用に刃に交換して、早速直線切りを試してみました。
物凄い音を立てながら切り進んでいったのですが・・・
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残念ながら、ジグソーはアクリル加工には向かないようです。
写真では分かり難いですが、板の手前側は板が溶けて黒くなっています。
刃が板に噛んでしまった状態で無理矢理押し進めて行った結果、最終的には板が割れてしまいました。
上下運動時の摩擦の影響で板が溶けてしまい、途中で進めなくなることもしばしば。
板をしっかり固定した状態でも、スムーズに作業できませんでした。
アクリル板を曲線にカットしたい場合もあるので、ちょっと期待していたのですが・・・
なかなかうまくいかないですね。
木材はかなり綺麗に加工できますので、木工DIYにはお勧めな電動工具です。
■今回の実験工具
「ジグソー」
メーカー:日立工機
品名:電子ジグソー
品番:CJ 65VC
「ブレード」
メーカー:KSK
品名:ジグソーブレード(新建プラスチック用押刃)
品番:BW-101BR
本体寸法:100mm x 12ヤマ

鏡面機

皆様、こんにちは。

技術紹介も今回で4回目です。
アクリ屋でどのような加工が出来るのか、参考になっておりますでしょうか?

また、アクリ屋の雰囲気を少しでもお伝え出来ていれば嬉しいのですが・・・。
今後もどしどしアップしていきますので、お付き合い頂ければ幸いです。

「鏡面機」とは、当て板を0点として、素材を抑え板で固定し、内側の回転する刃で削ることによって光沢を持たせる切削加工機です。刃は、円盤状の金属に荒削り・中仕上げ・仕上げの3種類が付いており、一気に3段階の仕上げをします。

なんと、中仕上げ・仕上げの刃はダイヤモンドです。
加工中に素材が溶けてしまわないように、素材の材質や厚みによって、刃の回転数と送りの速度を調整します。
加工範囲は幅1400mmまでとなります。

板材の端面の磨きやバフ掛けは、バーナーによる加熱加工で行われるのが一般的ですが、加熱による材料の劣化を引き起こします。

当社ではやむを得ない場合を除いて板材の端面磨きには鏡面機を使用したのちに軽くバフをあて、材料への熱が最小限で済む様に特に気を配っています。
加熱の少ない方法で仕上げられた板材は、溶剤接着したあとも、
美しく丈夫な接着面を長持ちさせます。
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アクリ屋では、鏡面機は工場を入って直ぐの場所に設置されていて、毎日、慌しく稼動しています。
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~磨き仕上げの機械技術を習得するには~
2~3ヶ月

~代表的なアクリ屋製品~
アクリルキャビネット
フォトフレーム ソリッドタイプ
kigi
アクリルブロック クリアー
キュービックサークル
アクリルテーブル
キーボードラック など
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~加工担当者のコメント~
鏡面機では、サイズの精度と仕上げの美しさに気を付けています。
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丸ノコ

今回のDIY実験室は「丸ノコ(電気丸鋸)」をご紹介します。
丸ノコはアクリルなどの板材をカットする際に使用する電動工具です。
DIYには欠かせない必須アイテムで、素早く綺麗にカットできるのが魅力です。
購入した丸ノコの付属刃は木工用の為、プラスチックにも使用可能な刃を別途購入して、早速試してみました。
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薄板から厚板まで、材料が解けたり刃が噛んだりすることなく、綺麗に切断できました。
しっかりと固定してガイドを使用すれば、大きいサイズの板も問題なくカットすることができます。
工具はかなりの重さがあり、また、刃がむき出しになっているので、DIY初心者の方にはお勧めできませんが、DIYに慣れた上級者の方にはとてもお勧めの工具です。
すでに丸ノコをお持ちの方は、プラスチック用の替刃に変えて、是非一度切れ味をお確かめ下さい。
■今回の実験工具
「丸ノコ」
メーカー:藤原産業株式会社
品名:電気丸鋸165mm(アルミベース付)
品番:EWC-165AN
「チップソー」
メーカー:山真製鋸株式会社
品名:スーパーオールマイティー
品番:SPT-YSD-165SOX
サイズ:外形165mm、刃厚1.5mm

横フライス盤

本日はアクリ屋工場の真ん中付近に設置されている「横フライス盤」についてご案内しようと思います。

「横フライス盤」とは、横向きに付いたフライスカッターと呼ばれる工具を用いて、バイスで固定した材料の平面や溝などの加工を行う工作機械です。

アクリ屋では、材料を細目に仕上げ、且つ、サイズを均一に揃える加工に利用しています。

加工範囲は小さく、最小約10×1×10mm~最大約50×70×150mmとなります。
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~横フライス盤の機械技術を習得するには~
1日

~代表的なアクリ屋製品~
アクリル板加工 セミオーダー 細目仕上(小さいサイズのもの)
・ 溝入れ

~加工担当者のコメント~
加工の際は、刃物や機械がバイス(材料を固定する器具)に干渉しないように注意して加工しています。
また、製品のサイズをしっかり出し、綺麗に仕上げるよう心掛けています。
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オルファ クラフトのこ

以前、現場屋のアクリル専用鋸をご紹介しましたが、他にもお勧めできるものがないかと、ちょっと探してみました。
今回実験してみたのは、「オルファ クラフトのこ」。
アクリル専用ではないのですが、「プラスチックや合板などに」と書かれてあったので、使い勝手をみることにしました。
アクリルもプラスチックの一種ですので。
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結果は、残念ながらアクリル用としてはお勧めできる商品ではありませんでした。
下の写真を見て頂くとわかりますが、切断中にアクリルが溶けて刃が噛んでしまい、綺麗に切断することができません。
刃が細かく、間隔が狭すぎるのが原因だと思われます。
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(上がオルファ クラフトのこの切断面、下は現場屋鋸の切断面)
ただ、オルファ クラフトのこで、プラ版(模型店等で市販されている模型用の薄手スチロール樹脂板)を切ってみると、こちらは綺麗に切断できました。
グリップ部分が大きく持ちやすいので、切断作業が楽に行えます。刃の交換が簡単なのも良い点です。
模型製作や工作には最適な鋸だと思います。
■今回の実験工具
メーカー:オルファ
品名:クラフトのこ 
品番:125B
本体寸法:全長317mm、刃渡り160mm
購入金額:1,260円(税込)

多用途SUとニューハイスティック

前回のDIY実験室でご紹介した「ボンド ウルトラ多用途SU」と「ボンド ニューハイスティック」について、もう少し詳しく説明したいと思います。

ボンド ウルトラ多用途SU(エス・ユー)は無色透明の強力接着剤で、異素材接着実験でも一番接着力が強く、接着面も綺麗で、アクリルとの相性は良好な感じでした。

接着後、約5分で動かなくなり、約24時間で硬化する速乾性も魅力的だと思います。
透明度が高い点もポイントで、黄ばんでしまう接着剤がある中、SUの透明度は一番高く、接着面も綺麗な点がお勧めです。

また、耐水性もあるので、屋外での使用など様々な用途に使用できるのではないでしょうか。
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(ウルトラSUは透明度が保たれたまま、綺麗な状態でした)
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(アラルダイトは黄変してしまいました)

ただし、屋外で使用する場合は、接着剤自体が紫外線等の影響で多少変色してしまいます。

また、ポリエチレンやシリコーン樹脂など、接着できない素材もあります。超強力接着剤と言っても絶対に剥がれない訳ではないので、注意して下さい。万能ではありませんので・・・

アクリルと異素材の接着にはかなり有効だと思いますので、是非一度お試し下さい。
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(付属のヘラで伸ばしてから接着します)

製品:ボンド ウルトラ多用途SU

次は「ボンド ニューハイスティック」について。
ボンド ニューハイスティックは取り扱い易さが魅力です。文房具店でよく見かけるスティックのり(消えいろPITなど)の強力接着剤と思って頂けると良いかと思います。
接着剤(固体)は青色ですが、接着して乾くと無色透明になり、塗った場所がほとんど分からないくらいです。約6時間で完全に硬化します。

ほとんどの強力接着剤がヘラ付のチューブタイプや2液性なのに対し、ニューハイスティックの「塗る時に手が汚れない、塗った後は蓋を閉めるだけ」という、他にはないこの手軽さはとても魅力的ではないでしょうか。
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(スティックタイプと同じ使い易さ)

ただし、ハイスティックは水性形接着剤(シリル化ウレタン樹脂40%、水60%)なので、屋外での使用には向きません。実験の結果(前回の記事はこちら)からも明白ですが、ハイスティックで接着した素材のほとんどが早い段階で剥がれ落ちてしまいました。かろうじて残った素材も、触るとすぐに落ちてしまうような状態です。

屋外では使用できませんが、水気のない屋内の使用では、とてもお勧めできる接着剤です。この手軽さを是非一度試してみて下さい。
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(ハイスティックは手軽に革にも強力に接着できます)

製品:ボンド ニューハイスティック

パネルソー

「パネルソー」とは壁に立てかけた高いパネルに切断する材料をおき、回転ノコ刃が上から下に移動して直線切断する機械です。

パネルソーに材料を置く位置と上から下りるノコ刃とは90度をなすようセットされているため、角が直角となるような切断が可能です。
パネルソーの切断できる素材は、木材・プラスチックなどがありますが、切断する素材によってノコ刃を交換します。

アクリ屋では樹脂用として、製品製作の第一段階としてアクリル板のカットに利用しています。
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~パネルソーの機械技術を習得するには~
アクリル板の材料を覚えたり、カット加工を行えるようになるには3~4ヶ月程度ですが、無駄のない材料取りを考えながら、多くの受注をこなすには日々の経験が必要です。

~代表的なアクリ屋製品~
アクリル板加工 セミオーダー
ポスターフレームフォトフレーム立体額・キャンバス額
液晶テレビ保護パネルL型 セミオーダー
アレンジシェルフ
フォトフレーム ソリッドタイプ 

殆どの製品の第一段階カット加工
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~加工担当者のコメント~
1番最初の工程なので、後加工のことを考慮しながら作業しています。
精度の正確さを心掛けています。
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アクリルと異素材の接着実験

アクリル同士の接着には「アクリサンデー 接着剤」がお勧めですが、
お客様より「アクリルと異素材との接着にはどれが良いのか?」
というお問い合わせも多かった異素材接着に関して、実際にどんな結果になるのか試してみようということになり、昨年の10月から約半年間、実験を行ってみました。

用意した素材は、
「アルミ、ガラス、フェルト、ステンレス、コルク、タイル、木材、発砲スチロール、革、ゴム」の10種類。
接着剤は、
「セメダイン スーパーXG、セメダイン ロックタイト、ボンド ハイスティック、ボンド ウルトラSU、スコッチ 強力接着剤、アラルダイト ゆっくり硬化、アラルダイト 急速硬化」の7種類。

素材を5センチ角に切った後に、アクリル板クリアーとクリアー両面マットにそれぞれ接着。

それぞれ屋内と屋外に配置してみました。
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屋内の使用では、どの素材も剥がれ落ちることはなく、概ね良好な結果に。

ただ、接着材によっては、接着面が変色したり素材を痛めてしまったりと、アクリルとの接着にはあまりお勧めできないものもありました。
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一方、屋外での状況は、「ボンド ハイスティック」がほとんど剥がれてしまう結果に。

その他の接着剤も、素材によっては剥がれたり変色してしまったり、辛うじてくっついている状態のものが多くなりました。
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実験の結果、アクリ屋がお勧めするのは「ボンド ウルトラSU」と「ボンド ハイスティック」の2点。

「ボンド ウルトラSU」に関しては、屋内と屋外ともに接着力も強く、一番良い結果になりましたので、今回の実験では一番のお勧めです。

「ハイスティックは屋外での結果が悪いのになぜ?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、スティックのりのような使い易いさと強力な接着力が魅力で、屋内用(ただし水周り以外)としてならば、とてもお勧めできる商品です。
アクリルと異素材の接着をお考えの方は、是非この2点をお試し下さい。

次回、この新商品2点をもうちょっと詳しくご紹介します。お楽しみに。

製品:ボンド ウルトラ多用途SU


製品:ボンド ニューハイスティック

CNC旋盤

「旋盤」とは円柱状の材料に回転運動を与え、それに固定したバイトと呼ばれる刃物を当てることで加工を行う工作機械です。

旋盤により加工を行った工作物の断面は円形となるため、円筒型の工作物の外径、内径の加工やドリルでは加工ができないような大きな穴の加工などによく用いられます。

一般的には金属加工でよく用いられますが、アクリ屋では樹脂用として、円板加工、パイプ・丸棒などの加工に利用しています。

CNC旋盤では、直径500mmくらいまでの円板・丸め・ネジきり・ミゾ入れ・キーミゾ・ダイヤモンドでの磨き仕上げなどの加工が可能です。
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         ≪ラウンドボウル製作過程≫

~CNC旋盤の機械技術を習得するには~
頑張れば1年程で少々使えるようになり、3~4年でやっと使いこなせるくらいになるのではないでしょうか。(個人差がありますが)

~代表的なアクリ屋製品~
アクリル ラウンド ボウル
ブロックベース
ドロップレット
LED LIGHT ミズ・アカリ
LED LIGHT プラトニックライトシリーズECL/ SPH
・ システムラック
イージースツール  など
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~加工担当者のコメント~
大きいものから小さいものまで、また色々な素材を幅広く加工出来ますので、今までやりたくても出来なかった加工でも、あきらめずにご相談ください。
他社で断られた加工でも、ご相談頂ければ、製作出来る方法を考えさせて頂きます。
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テーブルソー

インターネット通販で丸鋸と作業台が一体式の電動工具を購入してみました。
早速組み立てて(組立時間は約40分)テスト。
まずは、アクリル板5mm厚を直線にカットしてみました。
スイッチを入れるとけたたましい音と共に刃物が回転。
しかし、アクリル板が刃物に噛んでしまい、途中でかなりの力で振り回され、とても手で固定してられる範囲ではありません。
とりあえず使用できましたが、アクリル板を加工するにはお勧めできる範囲を超えていました。
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そんな訳で今回の工具のお勧め度は30%。
特に初心者には危険が伴うので、やめておいた方が無難でしょう。
木工用途では問題なく使用できますが、アクリルでは使い難い、そんな一例でした。
■今回の実験工具
メーカー:ナカトミ
品名:テーブルソー 
品番:TS-254C
ブランド:HOMETOOL
本体寸法:690×660×960mm(幅×奥行×高さ)
購入金額:16,200円(税込)