「アクリ屋DIY」カテゴリーアーカイブ

テーパー加工部分の見え方の違い

皆様、こんにちは。
アクリ屋DIY実験室担当です。
毎日いかがお過ごしでしょうか?

気が付けば、前回のDIY実験室は約3ヶ月前・・・かなりご無沙汰になってしまいました。

DIY実験室の存在を忘れ去られていなければ良いのですが・・・
今回のDIY実験室は、先日お客様より問い合わを頂きました「集光板にテーパー加工をすると、端面はどんな感じに見えるの?」という内容をご紹介したいと思います。

準備したのは、サイズ:200×100mm、板厚:5mm、端面:磨き仕上げのアクリル板。
色は「ピンクエッジ」「蛍光バイオレットエッジ」「集光ピンク」の合計3色。
片面のみに45度深さ3mmのテーパー加工を施しました。

それでは早速見てみましょう。
正面に近い上方向の斜めの角度と、端面に近い下方向の斜めの角度を撮影してみました。

まずは「ピンクエッジ」から。
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続いて「蛍光バイオレットエッジ」。
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最後に「集光ピンク」。
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ご覧頂いたように、アクリル板の色による見え方の違いは無く、正面に近い上方向の斜めから見た場合は色は薄く、端面に近い下方向の斜めから見た場合は色が濃くなり、全て同じ結果になりました。

ちなみに写真は載せていませんが、板の正面から見た場合には正面に近い斜めの角度から見た場合と同じ(薄い色)になり、真横から見た場合には端面に近い角度から見た場合と同じ(濃い色)になりました。

角度がちょっと違うだけで、テーパー加工部分は見え方が変化するみたいです。

また、下の写真の様に角度によっては2つの見え方が混ざって見えますので、不思議な感じがして面白いと思いませんか?
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写真で写り込みを表現するのはちょっと難しいのですが、少しでも違いがわかって頂けましたでしょうか?
(注意:写真の色はモニターの種類や画面の調節によって実際とは異なって見える場合があります)

今回のDIY実験室はこれで終わり。
それでは素敵な一日を。

今回の実験製品
製品:アクリル板
製品詳細ページ:アクリルDIY板加工

パイプ側面への加工も可能なマシニングセンター

みな様こんにちは。
アクリ屋探検隊です。

ゴールデンウィーク以降、一気に暑くなりましたね。
これから梅雨に入り、天候が不安定になりますので、体調管理に気を付けてください。

今回は、マシニングセンターを紹介します。
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以前にもご紹介した通りマシニングセンターとは、
CADソフトで製品の形を作図して、CAMソフトで刃物の軌跡を作り、ドリルやエンドミルで加工を行う工作機械です。

詳細はこちら↓
マシニングセンターは1/100の精度で加工可能
ロボドリルα21 前編
ロボドリルα21 後編

今回の機械の特徴としては、他のマシニングの機械と違い、
インデックスと呼ばれる部分でパイプや丸棒を固定して、
側面に穴あけ(丸穴・角穴)や溝加工などが出来ることです。
加工範囲は、約300~400mmくらい。
高さ方向(厚み)は300mmくらいまでです(工具が届く範囲内となります)

小さい加工品は、治具や加工方法が考え付く限り可能です
(例えば、板に両面テープで加工品を固定して加工するなど)
ある意味職人根性です。
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左:CADソフトで作成した図面データをマシニングセンターに読み込ませます。
右:ATC(オートツールチェンジャー)は20本の刃物が収納できます。
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左:テールストック(長いパイプや丸棒の場合、インデックスの反対側を押さえ込んで固定するのに使用します)
右:インデックス(パイプや丸棒、円板などの丸みのあるものを固定します)
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【加工例】

【加工工程】
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大小様々なサイズのドリルビットを揃えています
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エンドミルとボールエンドミルは先端の形状が異なるので、加工内容によって使い分けます。

~マシニングセンターの機械技術を習得するには~
3年以上

~代表的なアクリ屋製品~
・パイプや丸棒、円板などの側面への穴加工(丸穴・角穴)(主に特注品)
・工業系の機械の部品

~加工担当者のコメント(I氏)~
パイプや丸棒の側面への穴加工の他に、一定の深さで溝を掘ることも可能です。
刃物は固定されていますので、加工物の動く角度を計算してプログラムしています。

また、360度回転する間に何mm進むかを計算して、ドリルビットのような形状のものを製作することも可能です。
そのような加工をご希望の場合は、是非、アクリ屋ドットコムへ!
お問合せをお待ちしております。
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多用途SUとスーパーXゴールドを試してみました

皆様、こんにちは。
アクリ屋ブログDIY実験室担当です。
毎日いかがお過ごしでしょうか?

今回のDIY実験室は、お客様より「アクリ屋の取り扱い接着剤は数種類あるけど、結局どれが良いの?」との質問をしばしば頂く事がありますので、弊社取り扱いの接着剤を改めてご紹介したいと思います。

現在販売している接着剤は、アクリサンデー社の「アクリサンデー接着剤」、コニシ社の「ウルトラ多用途SU」と「ニューハイスティック」、セメダイン社の「スーパーXゴールド」の4種類です。

特に「ウルトラ多用途SU」と「スーパーXゴールド」は、接着剤メーカーの最新テクノロジーによって生まれた強力な接着力を持つ新製品です。

アクリル同士の接着の場合はアクリル専用の「アクリサンデー接着剤」を使用すれば、非常に綺麗で且つ強力に接着できますが、接着面を平滑に処理する必要がある事と、綺麗に接着するには慣れが必要になります。

また、異素材との接着はできません。
今回は「ウルトラ多用途SU」と「スーパーXゴールド」をアクリル同士・アクリルと金属・アクリルと合板の3種類の接着を試してみました。

まずはアクリル同士の接着です。
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手で力一杯剥がそうとしてもびくともしません。
全く動かなかったので、更にペンチで引っ張り高い負荷を掛けてみました。
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(写真の手前がSU・奥がスーパーX)
そうすると、「ウルトラ多用途SU」は剥がれず、「スーパーXゴールド」は剥がれてしまいました。
プラスチック同士はわずかな差で「ウルトラ多用途SU」が優れているようです。

スーパーXゴールド」は剥がれてしまいましたが、一般的な接着剤よりは遙かに強力な接着力でした。
次はアクリルと金属(ステンレス板)との接着です。
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同様に手で剥がそうとしてもびくともしません。
こちらも更にペンチで力いっぱい引っ張ってみました。
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(写真の手前がSU・奥がスーパーX)
結果は「スーパーXゴールド」は剥がれず、「ウルトラ多用途SU」は剥がれてしまいました。
アクリルと金属はわずかな差で「スーパーXゴールド」が優れているようです。
「ウルトラ多用途SU」は剥がれてしまいましたが、こちらの場合も一般的に接着剤よりも接着力は強力でした。

最後にアクリルと合板との接着です。
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同様に手で剥がそうとしてもびくともしないので、ペンチで力いっぱい引っ張ります。
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(写真はSU)
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(写真はスーパーX)
結果は、両方とも外れてしまいました。
アクリルと合板との接着は「ウルトラ多用途SU」と「スーパーXゴールド」の両方ともに同じような接着力のようです。
強いて言うと「ウルトラ多用途SU」の方は接着面に合板のチップが残っているので、接着の方法によってはかなり強力に接着できるかもしれません。

いかがでしたでしょうか。
今回は3種類のテストのみでしたが、用途によって接着剤を使い分けるのが良いようです。
使用環境や状況、また素材の種類によって結果は変わってきますが、接着剤の選択の際の目安にして頂ければ幸いです。

それでは素敵な1日を。

■今回の実験用品
製品:ボンド ウルトラ多用途SU
価格:-
詳細ページ:ボンド ウルトラ多用途SU

■今回の実験用品
製品:セメダイン スーパーXゴールド
価格:¥677
詳細ページ:セメダイン スーパーXゴールド

ツインカーボを切ってみました

皆様こんにちは。
DIY実験室担当です。
毎日いかがお過ごしでしょうか?

今回のDIY実験室は、ツインカーボのカットです。
ツインカーボのカットに関するお問い合わせは結構頂いています。

中空構造になっているのでアクリルに比べて比較的簡単にカットできるのかな?と思っていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。

では、実際にどうなのか早速実験開始です。
(サイズの大きなツインカーボがありませんでしたので、70mm角での実験になります)

まずは一般的なカッターから。
アクリル板ポリカーボネート板のカットでは全く役に立たなかった市販のカッターです。

ガイドを当てて切ってみると・・・
はい、無事に綺麗に切ることが出来ました。
素材が柔らかいので若干引っ掛かる感じはありますが、それでも特に問題なくカットできます。

片面から一気に切ることも可能ですが、出来れば片面ずつひっくり返しながらカットする方が、綺麗に仕上がるのでお勧めです。
多少の手間は惜しまず、と言ったところでしょうか。

次にアクリル専用の現場屋鋸でカットしてみました。
こちらはフリーハンドで切ってみると・・・
はい、相変わらず現場屋鋸は切れ味が最高ですね。
板が小さいので若干切り辛かったですが、それでもサクサクと簡単にカットできました。

ただ、ここで1つ問題点が。
それはカッターと違って切屑が出てしまい、中空部分に入り込んでしまうことです。

エアダスターがあれば比較的簡単に除去できるのですが、無い場合はちょっと辛いかもしれません。
息をふーふー吹いて取り払えるようなものでもないですし。
・・・
目の方向によってカッターの使用状況が変わる。

いかがでしたでしょうか。
ツインカーボのカットをお考えの方は参考にして頂ければと思います。

今回のDIY実験室はこれで終わり。
では、素敵な1日をお過ごし下さい。

■今回の実験工具
製品:現場屋 アクリル専用鋸
価格:¥1,580~(税込)
製品の詳細ページはこちら

製品:オルファ アクリルカッターP450
価格:¥425(税込)
製品の詳細ページはこちら

NCルーターは、大きな加工も可能です

みな様こんにちは。
アクリ屋探検隊です。

今回は工場の中央に設置されている、NCルーターについてご紹介します。
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NCルーターとは、
”プログラミングによって高速回転する刃物を動かし、材料を削る工作機械”です。

以前ご紹介したマシニングセンターロボドリルと同じように、
CADソフトで作成した図面データをCAMソフトで加工プログラムに変換して、NCルーターに読み込ませ、切削加工を行います。

加工範囲は、約1000mm×2000mmまで(=ベッドの幅)。
円板だとφ950くらいまで加工が可能です。
まず、加工者は図面を見て、どの様に加工するか?効率よく加工する方法はないか?等を考えます。

そして図面データの無いものは、データ作成をします。
(DXFデータをお持ちの方は送っていただくと助かります)
CADのデータ作りでは、穴あけの位置から、穴の種類、刃物まで細かく設定します。
材料の厚みや加工内容によって刃物も変えます。
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【CADソフトで図面データを作成します】
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【NC装置にデータを読み込ませます】
機械にデータを送ったら、さぁ作業開始です!
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【このボックスの中に18本の刃物が収納されています】
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【プログラムに合わせて刃物が自動的に変わります】
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ベッド(製品を乗せる台)がバキュームになっていて、空気を吸い込む力によって材料を吸着しているので、加工品が動かず楽に作業が出来ます。

外周は、荒削りで0.1mm位大きめに加工し、2回目に刃物を替えて仕上削りをします。

また、この機械には「自動工具長測定」が付いているので、台から加工する距離を自動で測って刃物の位置を決めてくれます。

~NCルーターの技術を習得するには~
個人差はありますが、約1~2年。
マシニング経験者だとより早く習得出来ると思います。

~代表的なアクリ屋製品~
厚物フレーム セミオーダー
フルオーダー品
アクリル板加工 セミオーダー

~加工担当者のコメント~
厚物フレーム セミオーダーのご注文、大歓迎です。
ご注文をお待ちしてます
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ポリカーボネート板を接着してみました

皆様こんにちは。
アクリ屋ブログDIY実験室担当です。
10月も最終週になりましたが、毎日いかがお過ごしでしょうか。

今回の実験室はポリカーボネート板の接着です。
アクリル専用の接着剤は溶剤接着剤と言ってアクリル自体を溶かしてアクリル同士を張り合わせる接着剤です。
上手に接着すれば接着面がとても綺麗ですし、また強度も充分に得ることができます。

では、一般的に接着に向かないと言われているポリカーボネートの場合はどうなるのか?

溶剤接着剤であるアクリサンデー 接着剤と広範囲の素材を接着できる化学反応系の接着剤ボンドウルトラ多用途SUの2種類でポリカーボネートの端面接着を試してみました。
アクリサンデー接着剤は「アクリル樹脂・ポリカーボネート樹脂・ポリスチレン樹脂に適用」とメーカーが謳っていますが、果たしてどのような結果になるでしょう。
まず参考までにアクリサンデー接着剤を使用する際の接着方法はこちらをご覧下さい。
ポリカーボネートの場合にも基本的にはアクリル板と同様でセロハンテープで仮止めをして接着します。
ボンドウルトラ多用途SUの接着には、ヘラ等を使用すると綺麗に接着できます。接着剤がはみ出してしまわないように量を調節して接着しましょう。

それでは早速アクリサンデー接着剤の場合をご紹介。
(ポリカーボネート板5mm厚の端面を細目仕上げにした場合)
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端面が細目仕上げの為に磨き仕上げの場合と比べると気泡が混入しやすくなりますが、それでも特に問題なく溶剤は流れているようですし透明度もあるようです。

24時間程放置して思いっきり力をかけてみました。すると・・・
かなり強力に接着されていて、剥がれる様子はありません。

アクリル板同士の接着のように強度実験等のデータが出ている訳ではないのでどこまで耐えられるのか正確にお伝えすることはできませんが、それでもかなり強力に接着されているようです。

もちろん脚で勢いよく踏みつけたら割れますが・・・まぁ、それはアクリルでも同じですので。

それから、2mm・3mmの板でも実験してみたのですが、こちらもかなり強力に接着されています。
2mmに至っては接着部分が剥がれるより前に板が割れてしまいそうです。

個人的には一般的な用途であれば充分有効ではないかと思います。

「ポリカーボネートは接着出来ない」とよく言われますが、実際には接着できる場合もありますので、色々と試しながら接着してみて下さい。

次にボンドウルトラ多用途SUの場合。
(アクリサンデー接着剤と同条件にて接着)
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多少接着剤がはみ出てしまいましたが、見た目的には特に問題なく接着されているように見えます。
こちらも丸一日放置して、強度を試してみました。その結果・・・
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こちらは簡単に剥がれてしまいました。

ほとんど力を入れなくても取れてしまいましたので、今回の実験条件にはウルトラ多用途SUは適さないようです。
ただ、接着面を見る限り板表面への食い付きは良いみたいですので、広い面で接着する場合にはもしかしたらうまく行きそうな気がします。
溶剤接着剤で面接着をするよりも、見た目は確実に綺麗になりそうです。
今後の実験予定リストに追加ですね。

いかがでしたでしょうか。
ポリカーボネートの接着をお考えの方の参考になれば幸いです。

ただし、今回の簡単な実験では溶剤接着剤で無事に接着することができましたが、一般的には板メーカーはポリカーボネートの固定にはボルト等を使用する事をお勧めしています。

また強度等は保障出来ませんので、実際に試される方は自己責任にてお願い致します。

今回のDIY実験室はここまで。

それでは今週も皆様にとって最高の1週間になりますように。
(2009/10/13にポリカーボネートの接着実験記事を一度ご紹介致しました。その際には溶剤接着剤では接着できなかったとお伝えしましたが、再度実験をした結果、溶剤接着剤では先程ご紹介したように接着することができました。その時の記事を読んで下さった方もいらっしゃるかと思いますので、この場を借りてお詫び致します。)

■今回の実験工具
製品:アクリサンデー接着剤
価格:¥645(税込)
製品の詳細ページはこちら

■今回の実験工具
製品:ボンドウルトラ多用途SU

ポリカーボネートを切ってみました

皆様こんにちは。
アクリ屋ブログDIY実験室担当です。
毎日いかがお過ごしでしょうか。

今回の実験室は、一般的なカッター、アクリルカッター現場屋アクリル専用鋸でポリカーボネート板を切ることができるのかご紹介したいと思います。

アクリルカッターなどアクリル専用と名討った製品は弊社でも取り扱いがありますが、ポリカーボネート専用というのは特にありません。

では、アクリル専用でもポリカーボネートをカットできるのか?
お客様からのお問い合わせも多いので、実験をして試してみることにしました。

早速ですが、まずはアクリルカッターから。
(作業の際は板をしっかりと固定をして作業をして下さい)
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アクリル板の場合と同様に板をけがいていきます。
ポリカーボネートはアクリルに比べて素材が柔らかい為、けがく際に若干引っ掛かりますが、特に問題なく切ることができました。
折り割る際には多少粘りのある折れ方をしますが、端面は特に問題なく比較的綺麗だと思います。

次に現場屋アクリル専用鋸でカットしてみました。
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粘り気がある為に若干切りにくいですが、それでもかなりスムーズに切ることができます。
端面も綺麗に仕上がっているかと思います。
この現場屋鋸はアクリ屋一押しの商品ですので、アクリルでもポリカーボネートでも大活躍です。

最後に一般的なカッターですが、こちらはアクリル板の時と同様(前回の記事はこちら)、全く切ることができませんでした。
専用の商品を使用することをお勧めします。

いかがでしたでしょうか。
アクリルカッターも現場屋鋸も特に問題なくポリカーボネートで使用することができますので、是非一度お試し下さい。
ポリカーボネート板のカットの際に、参考にして頂けると幸いです。

今回のDIY実験室はこれでおしまい。
それでは素敵な1日を

■今回の実験工具
製品:オルファアクリルカッターP800
価格:¥756(税込)
製品の詳細ページはこちら

製品:現場屋アクリル専用鋸
価格:¥1,580(税込)~
製品の詳細ページはこちら

丸鋸(横切盤)は直線カットだけの機械ではありません

皆様、こんにちは。
アクリ屋探検隊です。

今回は、丸鋸(横切盤)についてご紹介します。
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丸鋸(横切盤)は他の機械よりベッド(加工品を置く台)が広く、ドーンと構えているような印象の機械です。
加工範囲は、約1300mm(=ベッドの幅)。長さは場所の広さに余裕があればいくらでも大丈夫です。
blog刃の交換
弊社では、塩ビをカットすると刃が傷みやすいなど、カット材の材質によって刃の状態が異なってくるので、アクリルはアクリル用、塩ビは塩ビ用と材質によって刃物を分けて使用しています。

また、カット材の大きさや加工内容などによっても刃物を交換しています。
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刃の向きは、外・真中・内向きとなっています。
刃物は厚みがまちまちなので、切りしろを考えながらカットします。
blogパイプカット
blog厚板カット
アクリ屋の製品加工では主に、パイプ・丸棒のカットや、厚板のカットなどに丸鋸(横切盤)を使用しています。
bぉg切り欠き
材料の動かし方によっては、このような↑切り欠き加工も可能です。
blogVミゾ
刃物をVミゾ用のものに変えれば、Vミゾ加工も可能です。

例えばアクリ屋の商品ですと、丸鋸(横切盤)でキーボードラックの曲げ部の内側にミゾを入れることによって内寸が正確になるので、正確なサイズの製品を作ることが出来ます。
blogななめカット
側面のハンドルを回せば刃の角度を変えることが出来、斜めカットも可能です。

~丸鋸(横切盤)の技術を習得するには~
個人差はありますが、約1~2年くらいでしょうか。

~代表的なアクリ屋製品~
アクリルパイプ/丸棒加工 セミオーダー
キーボードラック
アクリル厚板 フリーカット

~加工担当者のコメント~
丸鋸(横切盤)は、加工者の工夫によって色々な加工が可能ですが、刃物が直に出ていて危険なので、安全に気を付けて作業しています。
山ちゃん

優しいカーブ加工の赤外線R曲線機

皆様、こんにちは。
アクリ屋探検隊です。

今日は、熱でアクリル板を温めて曲げ加工を行う「赤外線R曲線機」についてご紹介します。
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「赤外線R曲線機」の加工範囲は幅900mmまでとなります。

<加工手順>
①先ず、電源を入れ30~40分温めます。
②板厚や曲げRによってあぶり幅を調整します<※写真1>
厚いものや、曲げRの広いもの→あぶり幅を広く
薄いものや、曲げRの狭いもの→あぶり幅を広く
例)50Rの場合は、あぶり幅を約80mmに設定  
③曲げる位置を調整します。
④固める際に使用する型を準備します。
⑤曲げる板をセットし、上下から温めます<※写真2>
⑥型に当てて固定します。
※温める時間や固定する時間は、季節や板厚、板のサイズによって異なります。

簡易的な家庭で出来る曲げ機としては、「アクリサンデー ヒーターキット」があります。
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↑<※写真1>あぶり幅や曲げ位置を調整します
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↑<※写真2>上下から温めます
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温め過ぎると気泡が出来たり、
柔らかくなりすぎて、曲げ加工をした際に潰れてしまうことがあるので注意が必要です。

~赤外線R曲線機の技術を習得するには~
個人差がありますが、2~3年程度。
季節や室温、板の厚みなどによって温め時間を判断する経験が必要です。

~代表的なアクリ屋製品~
コの字ディスプレイ台 セミオーダー
キーボードラック
アクリルテーブル
カタログスタンド

~加工担当者のコメント~
寸法を出すために曲げ部分や板の伸びなどを考慮して、材料取りをしています。
また、季節によって湿度や室温などが異なりますので、温め時間や温度を調整しています。
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アクリル帯電防止板と通常板を比べてみました

皆様、こんにちは。
アクリ屋ブログDIY実験室担当です。
すっきりしない天気が続いていますが、毎日いかがお過ごしでしょうか。

今回の実験室は、4月にアクリル板加工<セミオーダー>へ追加致しました「アクリル帯電防止板(スミペックスAS キャスト板)」をご紹介したいと思います。

アクリル板は静電気が発生し易く埃がすぐに付いてしまうので、綺麗な状態を保つのに色々と苦労されている方は多いのではないでしょうか。

また、静電気の発生を防ぎたい物や場所等で使用する場合には、通常の板だとどうしても不都合な場合もあるかと思います。
それらを軽減するのがこの「アクリル帯電防止板(スミペックスAS キャスト板)」です。

簡単に説明すると、この板は帯電防止剤が板に練り込まれたもの(表面をコーティングしている訳ではない)になります。
それでは早速どの程度違いがあるのか、実験してみたいと思います。
(両方とも保護紙を剥がしてすぐに切屑に近付けてみました)

まずは通常のアクリル板。
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次にアクリル帯電防止板(スミペックスAS キャスト板)
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違いがはっきり出てしまいました。
保護紙を剥がしてすぐだと、帯電防止板の方も多少は切屑が付着するかなと思っていたのですが・・・

この後、両方の板をそれぞれ布でゴシゴシ擦って静電気を発生させてみたのですが、この場合でも帯電防止板の方には全く切屑が付着せず綺麗なままでした。
ここまでくるとなかなか凄いですよね。
光沢と透明度は通常板とほぼ同じなので、色々な使い方ができると思います。
ただ、残念な事にこの板はキャスト板ですので接着には向きません。ご注意下さい。

いかがでしたでしょうか。
板の選択肢が増えたアクリル板加工DIYを是非ご利用下さい。

今回の実験室はここまで。
それでは、素敵な1日をお過ごし下さい。

製品:アクリル帯電防止板(スミペックスAS キャスト板)
注文ページはこちら

アクリル耐擦傷板と通常板を比べてみました

皆様、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか?
約半年ぶりのDIY実験室です。

早速ですが、今回の実験室は4月に追加致しました「アクリルクリアー耐擦傷(両面)」のご紹介をしたいと思います。

今まで弊社取り扱いの耐擦傷板はポリカーボネート板のみでしたが、傷付きやすいアクリルにも是非追加して欲しいとのご要望が数多くありましたので、この度取り扱いを始めることになりました。

この「アクリルクリアー耐擦傷(両面)」は、アクリル板の表面にハードコート処理を施し、耐溶剤性、耐候性、耐久性が一段優れた板になります。

ただ、もともと傷付き易いアクリルですので、ハードコーティングがされていても通常の板とどれくらい違いがあるのか?と疑問に思う方もいらっしゃると思いますので、簡単な実験をしてみました。
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グラスウール(ステンレスたわし)を用意し、アクリル板の表面を軽く擦ります。(押しつけずに動かしています)。
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写真上が通常のアクリル板。
そして、写真下がアクリルクリアー耐擦傷(両面)板。
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御覧の通り一目で違いが分かるくらいの差が出てしまいました。
通常の板はグラスウールを動かすと板にひっかかるのですが、一方の耐擦傷板はグラスウールがつるつる滑ってしまいます。

実は半信半疑で試してみたのですが、自分が思っていたよりも違いが出たので、ちょっとびっくりしてしまいました。
ただし、傷が付き難い耐擦傷板ですが、思いっきり力を入れて擦ると傷が付いてしまいますので、その点は注意して下さい。

<09/06/08追記>
ちなみに、「アクリルクリアー耐擦傷(両面)」は、アクリサンデー接着剤で接着できます。ただし、コーティング面を接着する場合には、耐水ペーパー800番程度でハードコートを剥がしてから行って下さい。板の端面はコーティングされていませんので、カットのみや磨き仕上げの状態で、通常の押出板のように接着できます。

曲げ加工に関してですが、ハードコーティングされている為、曲げには適しません(曲げ部分にヒビが入ってしまいます)。ご注意下さい。
<追記終わり>

今回の実験室はここまで。
それでは、素敵な週末をお過ごし下さい。

製品:アクリルクリアー耐擦傷(両面)
注文ページはこちら

ドリルセッターは正確な穴開けマシン

みな様こんにちは。
アクリ屋探検隊です。

本日はドリルセッターについてご紹介します。
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ドリルセッターは、穴加工を専門に行う機械です。
ボール盤に比べてベッドが大きく、ドリルを前後左右に1/100mmずつ正確に動かすことが出来ます。
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穴位置は、上部のハンドルでY軸方向の距離を設定し、下部のハンドルでX軸方向の距離を設定します。
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穴の深さはこちらの↑拡大部分のメモリで設定します。
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ドリルの回転速度はヘッド部分に入っているベルトでも調整出来ますが、スピード調節機を使用すると、更に細かな速度調整が可能になります。
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blog穴形状
穴加工の種類によって、ドリルの形状も様々です。
キャップボルト用ザグリ穴は、先ず貫通穴を開けてから、次に深さを設定して大きい径の穴を開けます。blog仕上がり
ドリルはまめに手入れをしないと刃の状態が悪くなり、穴の仕上がりが美しくありません。

~ドリルセッターの技術を習得するには~
加工者によって習得期間は変わってきます。
段取りや技術によって、加工スピードも違ってきます。

~代表的なアクリ屋製品~
ポスターフレーム
フォトフレーム
アクリル板加工 セミオーダー

~加工担当者のコメント~
アクリルの穴加工では、仕上げの美しさを大事にしています。
市販のドリルでも穴加工は可能ですが、
開け方によっては穴位置がずれてしまったり、板が欠けてしまうことがあります。
よろしければ、一度アクリ屋ドットコムにご依頼ください。
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アニーリング=焼きなまし

こんにちは、アクリ屋探検隊です。

今回は乾燥炉についてご紹介します。
乾燥炉とは、材料のアニーリング(熱処理)、除湿等を行う装置です。
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アクリ屋ドットコムでは、アクリル丸棒・パイプの接着加工、アクリル重合製品にはアニーリングという処理を行います。

アニーリングでは分かり難いかもしれませんが、焼きなましという言葉は聞いた事があるのではないでしょうか?

この処理を行う事で、材料の質、加工性が良くなり、接着時のクラックの防止に効果があります。
プラスチック樹脂のアニーリング温度は様々ですが、アクリルの場合は耐熱温度よりも若干低い温度にて行います。
その際の加熱時間は材厚・加工の内容によって変更しています。
その他に、アクリル樹脂は、吸湿性も高い為、除湿の意味もあります。
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<制御パネル>
乾燥炉の温度、時間の設定はこちらの制御盤にて行います。
設定温度は、室温から最大で200℃まで加熱する事が出来ます。
更に、連続運転モード(100℃一定等)以外にもプログラム運転モードがあります。
プログラム運転モードの例として
ステップ1 100℃ 30分
ステップ2 100℃ 5時間
ステップ3 30℃ 5時間
といった様に、上昇・下降温度、時間を任意に変更出来ます。
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<炉内写真>
炉内は、側面のヒーターよりファンにて熱風が吹き出し、内部で熱が循環する形となります。
大型の乾燥炉ですので、製品次第で台車ごと中に入れてアニーリングする事も可能となります。
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<小型乾燥炉写真>
小さい物をアニーリングする際等は、サイズの小さい乾燥炉を使用します。
機能は大型の物と同様です。

~乾燥炉の技術を習得するには~
乾燥炉の機能自体は、数日あれば覚える事は可能です。
ですが、多種多様なプラスチックの物性を理解した上で、温度時間設定を決める事は、容易ではないです。今後も勉強あるのみです。

~代表的なアクリ屋製品~
プライベートアクアリウム

<アクリル重合製品全て>
アクリル ペントレイ
アクリルラウンドボウル
アクリルラウンドボウル スモール
キュービック・サークル
ブロックベース

~加工担当者のコメント~
何かを加工する為には、先ず加工する材料がないと始まりません。
質の良い材料を準備する事は、良い製品を作る最初の1歩です。
今後も知識と経験を蓄積し、皆さんに何か新しい物を提供していければなと思います。
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新入りの大型鏡面機です

こんにちは、アクリ屋探検隊です。

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以前ご紹介した鏡面機(2008.06.10)より更に大型のものが加わりましたので、ご紹介します。

機能は以前にご紹介したものとほとんど同じですが、加工範囲は2000mmまで可能なワイドタイプとなります。

アクリ屋ドットコムでは、加熱による材料の劣化を避けるため、やむを得ない場合を除いてバーナーによる加熱加工で小口の磨きを行わず、鏡面機での仕上げを行っています。

鏡面機で小口の磨きを行うと、非常に綺麗で、素材の劣化が少ないので、長期に亘って美しい仕上がりを保つことが出来ます。

クランプ                           操作パネル
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バックゲージ                        押さえ板
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~磨き仕上げの機械技術を習得するには~
半年(機械のメンテナンスなども行えるようになるまで)

~代表的なアクリ屋製品~
・ 磨き処理を施す製品
フォトフレーム
レコード額
アクリル板加工 セミオーダー など

~加工担当者のコメント~
ダイヤモンドの刃は欠けやすくデリケートなので、
刃の位置などをメンテナンスして刃に負担をかけないように調整しています。
刃に数ミクロンの欠けがあると美しい仕上がりにならないので、
最も気を使う点です。
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家庭で出来るアクリル板の静電気対策

皆様、こんにちは。アクリ屋ブログDIY実験室担当です。
いかがお過ごしでしょうか?

アクリル板は静電気が発生しやすく、特に冬は静電気が多く発生しやすいので、ポスターフレームやアクリルケース、液晶保護パネルなどのホコリが気になりますよね。

本格的に静電気を防止するなら、効果の持続力(約1ヶ月)も考えて「アクリサンデー 静電気防止ポリケア」が有効ですが、手軽に静電気を防止する方法を試して見ました。

その方法は、洗髪後に使う リンス を薄めて塗布する方法です。
よくある「おばあちゃんの知恵」などに載っている方法です。

手順を以下に説明すると、
1.リンスを少量(髪に使う1回分の半分から1/3)をスプレーボトルに入れて、
水で薄め、良くかき混ぜます。
(写真は試供品のメリットリンス、園芸・アイロン・理髪用のスプレーボトル500ml)
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スプレーボトルが無い場合には、洗面器で薄めた液を作って、柔らかい布で拭く方法でも良いかも知れません。
2.スプレー前は写真のように埃(くず)が静電気で付着します。
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3.水で湿らせた柔らかい布で、ホコリや汚れを清掃します。
その後、1で作ったリンス液を軽く塗布します。
4.柔らかい布でリンス液を軽く拭き取ります。
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5.埃(くず)が静電気で付着しなくなります。
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持続効果は、実験では約2週間程度でした。(条件によって異なると思います)
たぶん保湿力の高いリンスの方が、持続効果が望めそうです。
アクリサンデー 静電気防止ポリケア」ほど強力ではございませんが、ご家庭にある品で手軽にできる静電気対策。

お急ぎの場合など如何でしょうか?
それでは良いお年を。

曲げ加工後の端面の処理

皆様、こんにちは。アクリ屋ブログDIY担当です。
いかがお過ごしでしょうか?

今回のDIY実験室は、「曲げ加工をした後の端面の角の処理」をご紹介したいと思います。

ヒーターキットで曲げ加工をしたアクリル板は、曲げた部分が少し出っ張ってしまいます。
(前回のDIY実験室、ミラー板の曲げ加工はこちら

この部分を平らにすると、側面の見た目が良くなり、綺麗に見えます。

金ヤスリ、サンドペーパー、研磨剤(端面が磨き仕上げの場合)を使用して処理をしましょう。
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まず、金ヤスリで尖った部分を削り落しましょう。
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角を削り落したら、目の細かいサンドペーパーを使用して処理します。
端面が磨き仕上げの場合は、アクリル研磨剤でしっかりと磨きます。
端面がカットのみの場合や金ヤスリで削った跡が特に気にならない時は、そのままでも問題ないと思います。
状況によって仕上げを調整して下さい。
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ちょっとしたことですが、この部分を削り落すことで、側面の見た目が美しくなり、指で触った際の感触が全然違ってきます。
是非曲げ加工をした際にはお試し下さい。

今回使用した通常のアクリル板は特に問題なく加工できると思いますが、アクリルミラー板は裏の塗装面を傷付けてしまわないように気を付けましょう。

寒い日の作業は手元の狂いが生じやすいので、しっかり体を温めて寒さ対策をして作業しましょう。

それでは、素敵なDIY生活をお過ごし下さい。

アクリル板の接着方法

こんにちはアクリ屋探検隊です。

最近、軒先にシクラメンを見つけたり、実家からさつまいもが送られてきたり、冬を感じることが多くなってきました。
そんな折、おとといから急に冷え込んできましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

今回のアクリ屋探検隊は、接着についてご紹介いたします。
アクリ屋では様々な製品を製作しておりますが、箱型ケースなどの接着加工の製品は全て、1点1点、手作業で製作しています。

接着には、薬剤をまぜて作ったアクリ屋オリジナルブレンドを使用しています。

これらの薬剤の調合は、季節や湿度、気温によって変えています。
接着には細心の注意を払いながら行っていますが、板のカットの段階で精度が出ていないと段差が出来てしまいます。

そのため、高い精度でカット及び仕上げをした後に接着を行っています。
もちろん製品は検査をして、弊社基準をクリアーしたものを出荷しています。

また、まれに接着部分に気泡が入る場合があります。
若干の気泡に付いては弊社基準の範囲で良品とさせて頂いておりますので、ご了承ください。

≪アクリルケースの作り方≫
※まず、アクリルの接着に必要な道具とアクリル板を準備します。
(下記写真のような注射器は一般には入手出来ません)
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※①接着部分のマスキングをはがします。
  ②接着部分をきれいに拭きます。
  ③オモリブロックで板を固定します。
  ④もう1枚の板をセロハンテープで垂直に固定します。
犬ポイント>テープがピンと張るように引っ張りながら貼るのがコツです。
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※板を少し後ろに倒して隙間を作り、接着剤を流し込みます。
20~30秒ほど固定して、完全に乾いてからテープを剥がします。

犬ポイント>アクリル用接着剤は、アクリル板を溶かして接着する溶剤です。
水のようにサラサラしているため液垂れしやすいので注意が必要です。

犬ポイント>コーナーに補強棒を貼り付けると、さらに接着強度を高めることが出来ます。
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※手で触れてもケガをしないように面取りをして完成です。
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面取り方法の詳細はこちら
アクリル接着方法の詳細はこちら

~代表的なアクリ屋製品~
箱型アクリルケース セミオーダー
アクリルコレクションケース
油彩キャンバス立体額アクリル立体額
アクリルキャビネット
カタログケース屋外用 ステン蝶番タイプ

~加工担当者のコメント(F氏)~
アクリルはガラスよりも強度があり、色も豊富で加工性のよい素材なので、曲げたり、接着したりと、アイデア次第で色々なものが作れます。
接着はやればやるほどうまくなるので、興味がありましたら挑戦してみてください。
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~加工担当者のコメント(Uさん)~
きれいな仕上がりになるように心がけています。
接着剤の量が多すぎるとダレたり、はみ出したりするので、接着剤の量に気を付けています。
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~加工担当者のコメント(Wさん)~
まだ接着を初めて1年ほどですが、以前と比べて技術も身についてきました。
今後も数をこなして、もっと接着がうまくなるよう努めたいです。
普段は、ゆっくり丁寧に接着することを心がけながら作業をしています。
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一般的なカッターでアクリル板が切れるか試してみました

皆様、こんにちは。アクリ屋ブログDIY実験室担当です。
いかがお過ごしでしょうか?

前回のDIY記事の日付(8月29日)を見てびっくり!約3ヵ月ぶりの更新になってしまいました。
申し訳ございません。

さて、今回の実験室は、プラスチック用カッター(アクリルカッター)ではなく、皆さんが紙などを切る時に使用する一般的なカッターでアクリル板は切れるのか試してみたいと思います。

この件に関しては、時々お客様からお問い合わせがあるのですが、結論からお伝えすると、アクリル精密薄板の0.5mm厚までは一般的なカッターで切ることができます。

それ以上の厚みになると、かなり大変な作業になってしまいますので、はっきり言ってお勧めできません。
諦めてプラスチックカッター(アクリルカッター)や現場屋アクリル専用鋸の使用をお勧めします。
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カッターで切り込みを入れた2mm厚のアクリル板ちょっと写真では確認し難いかもしれませんが、アクリルカッターP450(左)と一般的なカッター(右)で20回程度切り込みを入れてみました。

アクリルカッターでは、板厚の半分程度溝が入りましたが、一般的なカッターだとほとんど切り込みが入らず、何回繰り返しても深さはほとんど変わりませんでした。作業中にカッターの刃が挟まってしまい、作業効率もかなり悪くなってしまいます。

また、刃が挟まった状態で無理矢理引っ張ろうとすると大変危険ですので、お勧めできません。

ちなみに、一般的なカッターでアクリル精密薄板(0.5mm厚まで)を切る時は、ほとんど力を入れないで、軽く筋を入れていくような感じで切っていきます。ちょっと強く力を入れてしまうと、簡単に欠けたり割れたりしてしまいますので、慎重に作業をしましょう。

今回のDIY実験室はこれでおしまい。
次回は、前回ご質問を頂いた「曲げ加工をした後の角の処理」に関してご紹介したいと思います。

それでは素敵な1日をお過ごし下さい。

丸めといったらルーター

みなさん こんにちは、アクリ屋探検隊です。
本日ご紹介するのは、「ルーター」です。
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「ルーター」とは、角の丸めや円板加工を行う工作機械です。
アクリ屋ドットコムでは、
角の丸めや円板加工のほとんどを旋盤やマシニングで行っていますが、
この「ルーター」で代用出来る加工もたくさんあります。
メインの機械という訳ではありませんが、
工場に1台あると便利です。
「ルーター」は、モーターの先端の「チャック」と呼ばれる部分に
「ビット」と呼ばれる先端刃物を取り付け、
これを回転させながら、ガイドにのせた素材の切削を行う機械です。
「ビット」は、加工に応じて多彩な種類があります。
φ300~φ1000までの円板加工が可能です。
写真でもお分かりになるかと思いますが、
ルーターは刃物がむき出しになっているので、
使用時には刃物から目を反らさないように又、
ガイドに添えた手が刃物に当たらないように注意が必要です。
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角の丸めR40のガイド
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角が丸く削られていきます
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円板を作るための治具
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まずは、荒削り
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仕上げ削り
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治具次第で、いろいろな加工が可能です
~ルーターの機械技術を習得するには~
ルーターはシンプルな構造の機械なので基本をしっかり教えてもらえば、
操作はすぐに覚えられます。
ですが、加工を行うための治具を作るには、多くの経験とアイデアが必要です。
~加工担当者のコメント(Y氏)~
作業中はケガに注意しています。
手でごみを払わず、エアーで飛ばすなど。
ルーターは、マシニングに比べて若干精度は落ちますが、
作業スピードが速いため加工数が多いときに適しています。
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汎用旋盤は、丸め加工が得意です

みなさん こんにちは、アクリ屋探検隊です。

今回は「汎用旋盤」のご紹介です。
ご覧の通り、結構年季の入った機械です。
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旋盤とは材料を機械に固定した上で回転させ、
回転している材料にバイトと呼ばれる刃物を当てて削る機械です。
アクリ屋ドットコムでは、アクリル円板加工 セミオーダーや、アクリルパイプ/丸棒加工 セミオーダーの加工に使用しています。
材料を固定させるための器具をチャックといいます。

そしてチャックハンドルで材料を締め付けて固定し、旋盤を回転させます。
このチャックハンドルをチャックに付けたまま旋盤を動かした場合、チャックハンドルが飛んでくるので、非常に危険です。
必ず、チャックハンドルは外して作業するように注意が必要です。
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パイプの端面を加工する場合は、パイプの径によっては塩ビのイリコを使用してパイプの割れを防ぎます。
バイトは前後左右に動かすことができますが、バイトの種類によっては動かしてはいけない方向がありあます。
とえば突切り(つっきり)バイトは先端部分が細かく壊れやすいので、横方向の動きには使えません。
弊社では、突切りバイトをパイプや丸棒の長さを短くする加工などに使用しています。
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<突切りバイト>
芯押台は、長いパイプや丸棒の加工をする際にチャックと一緒に製品を固定したり、穴あけやタップ加工、製品の中心を固定したりするためのものです。
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<芯押台>
これらの操作を手動でできるのが汎用旋盤です。
汎用旋盤の場合、作業は手動となるので細かい制御や大量生産には不向きです。
細かい作業や大量生産の場合は、コンピュータ制御のNC旋盤やCNC旋盤を使用しています。

~加工担当者のコメント(S君)~
最初は簡単だと思っていましたが、実際はすごく大変で、ハンドルを逆に回したり、ゲージの数値を間違えたりと、失敗してしまうこともありました。
入社して3年経ちますので、最近はだいぶ慣れてきて失敗が減ってきました。
分からないことは先輩達にすぐに聞いて、アドバイスを頂いています。
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