アクリ屋DIY

ボール盤は穴加工の基本です

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みなさん、こんにちは。アクリ屋探検隊です。

今回は「ボール盤」について紹介させて頂きます。
「ボール盤」とは、穴加工を行う工作機械です。
台(ベッド)の上に加工する素材を置き、主軸に取り付けたドリルまたはリーマなどの切削工具を回転させることで加工を行います。
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ボール盤のトップにはモーターで回るベルトがあり、素材や穴径によってドリルの回転の速さを変えることが出来ます。(小さい穴は回転を速く、大きい穴は遅くします)
タップ加工も出来るボール盤の場合は、トップのベルト部分のリミッターで回転を止めた後、逆回転になります。
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通常は、直径1mm~13mmまでの穴加工を主に行っていますが、
段取りを変えると直径0.1mm~300mmの穴加工も可能です。
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アクリルは、加工中に熱を持つと白く溶けてしまいます。
溶けると素材に白い線がでて美しい仕上がりになりません。
仕上がりが美しくないということは、精度が出ないということです。
そのため当社では、ノン脱脂オイルや石鹸水を刃に少しつけて加工中の熱を冷ましながら加工をしています。
また、加工の精度を保つために、
ドリルなどの道具の手入れをまめに行うよう心がけています。
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~ボール盤の機械技術を習得するには~
基本をしっかり教えてもらえば、操作はすぐに覚えられますが、
油断をすると怪我をしてしまうので注意が必要です。

~代表的なアクリ屋製品~
アクリル板加工 セミオーダー
フォトフレーム
ワゴン
アクリル立体額

~加工担当者のコメント(N氏)~
マシニングは最新機械ですが、ボール盤と縦フライスを合わせたもの。
ボール盤は穴あけの基本です。
場所を移動させて大きな穴加工を行ったり、
微妙な加減や段取りでマシニングでは出来ない穴加工も出来ます。
ボール盤は、コンピュータ制御の機械と違って手動だからこそ、
技術があれば色々な加工が楽しめます。