アクリ屋DIY

汎用旋盤は、丸め加工が得意です

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みなさん こんにちは、アクリ屋探検隊です。

今回は「汎用旋盤」のご紹介です。
ご覧の通り、結構年季の入った機械です。
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旋盤とは材料を機械に固定した上で回転させ、
回転している材料にバイトと呼ばれる刃物を当てて削る機械です。
アクリ屋ドットコムでは、アクリル円板加工 セミオーダーや、アクリルパイプ/丸棒加工 セミオーダーの加工に使用しています。
材料を固定させるための器具をチャックといいます。

そしてチャックハンドルで材料を締め付けて固定し、旋盤を回転させます。
このチャックハンドルをチャックに付けたまま旋盤を動かした場合、チャックハンドルが飛んでくるので、非常に危険です。
必ず、チャックハンドルは外して作業するように注意が必要です。
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パイプの端面を加工する場合は、パイプの径によっては塩ビのイリコを使用してパイプの割れを防ぎます。
バイトは前後左右に動かすことができますが、バイトの種類によっては動かしてはいけない方向がありあます。
とえば突切り(つっきり)バイトは先端部分が細かく壊れやすいので、横方向の動きには使えません。
弊社では、突切りバイトをパイプや丸棒の長さを短くする加工などに使用しています。
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<突切りバイト>
芯押台は、長いパイプや丸棒の加工をする際にチャックと一緒に製品を固定したり、穴あけやタップ加工、製品の中心を固定したりするためのものです。
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<芯押台>
これらの操作を手動でできるのが汎用旋盤です。
汎用旋盤の場合、作業は手動となるので細かい制御や大量生産には不向きです。
細かい作業や大量生産の場合は、コンピュータ制御のNC旋盤やCNC旋盤を使用しています。

~加工担当者のコメント(S君)~
最初は簡単だと思っていましたが、実際はすごく大変で、ハンドルを逆に回したり、ゲージの数値を間違えたりと、失敗してしまうこともありました。
入社して3年経ちますので、最近はだいぶ慣れてきて失敗が減ってきました。
分からないことは先輩達にすぐに聞いて、アドバイスを頂いています。