アクリル板の白には、大きく分けて「乳白(にゅうはく)」と「乳半(にゅうはん)」の2種類があります。名前は非常によく似ていますが、光の通り方(透過率)には大きな差があります。
実は、お問い合わせの中で「照明カバーを作りたいので、『乳白』をください」というご相談をいただくことがよくあります。しかし、そのまま乳白をお選びいただくと、光がほとんど通らずに暗くなってしまうことがあります。こうした選択の間違いを防ぐために、実際の透過率の違いを比較した動画を制作しました。
【比較検証】スマホライトでの透過実験
実際に撮影して気づいたこと
今回、実際に動画を撮影してみて意外だったのは、「ホワイト(乳白)でも、強い光を当てると多少は光を通す」という点でした。動画では2mm厚の板を使用していますが、スマホのライトのような強い光を直当てすると、光源の形がうっすらと見えます。
もし、より光を遮りたい(隠蔽力を高めたい)という場合には、5mm厚など厚みのある板をお選びいただくのがおすすめです。厚みが増すことで、より光が通りにくくなります。
メーカー名称とアクリ屋での取り扱い
「乳白」や「乳半」というのは一般的な通称ですが、メーカーの正式な色名称は以下の通りです。アクリ屋でも、メーカー名称に合わせて販売しております。
・乳半 = 正式名称「オパール」(透過率:約58%)
・乳白 = 正式名称「ホワイト」(透過率:約7%)
お客様から照明カバーの用途で「乳白」のご相談をいただいた際は、光を綺麗に拡散させる「オパール(乳半)」をおすすめしています。
用途に合わせた選び方のまとめ
乳半(オパール)が向いている用途
光を適度に通して、板全体を綺麗に発光させたい場合に適しています。
・内照式看板(中から光らせるもの)
・照明カバー、ランプシェード
・液晶ディスプレイのバックライトパネル
乳白(ホワイト)が向いている用途
光をほとんど通さず、白さをパキッと際立たせたい場合に適しています。
・店舗の什器、ディスプレイ棚、商品展示台
・模型のベース、撮影の背景板
・光らせる必要のない、純粋な「白い板」としての利用
用途に合わせた最適な「白」を選ぶことで、製作の仕上がりは大きく変わります。今回の動画と解説が、資材選びの参考になれば幸いです。








