自分好みのアクリルケースやアクセサリースタンドを作ろう!

アクセサリーや小物入れ、好きなものを飾るディスプレイ棚など、アクリルケースはさまざまな使い道があります。

アクリル板は耐久性に優れたプラスチックでありながら加工がしやすいので、自分好みのアクリルケースをDIY(DIYガイド)で作るのがおすすめです。

今回は、用途別のアクリルケースの作り方と、必要な工具(工具・用品)についてご紹介します。

アクリルケース・アクセサリースタンドをDIYするには

アクリルケースにおすすめなアクリル板の種類とは

アクリルケースを製作する場合、3~5mmくらいの厚みがある押出板を選びましょう。

押出板とは、粘土状になっているアクリル樹脂をローラーで押し出して製造されたアクリル板のことで、熱の曲げ加工がしやすく、接着性に優れているのでDIY(アクリル板加工DIY)に適しています。

アクリル板の色は定番の他に、カラータイプもありますので、お好みの色を選びましょう。

また、大切なものをディスプレイしたい場合は、紫外線をカットするアクリル板(アクリル紫外線カット(UVカット)板)を選ぶのもおすすめです。

板の色が透明で、厚さ3mmの押出板を下記サイズで購入する場合、サイズ別の価格は次の通りです。(※1枚当たりの価格)

アクリル押出板 規格サイズ

  • 450×300(mm)・・・約800円
  • 600×450(mm)・・・約1,500円
  • 910×450(mm)・・・約2,200円

また、規格サイズ以外にも、予めサイズを指定してカットしたもの(アクリル押出板 フリーカット)を購入する事もできます。カットする手間が省けるというメリットがありますが、規格サイズよりも価格が高くなる可能性があることを把握しておきましょう。

アクリルケースのDIY(DIYガイド)に必要な道具は、アクリル専用カッター(オルファ アクリルカッター)やノコギリ(現場屋 アクリル専用鋸)、アクリル専用の接着剤(アクリサンデー 接着剤)です。アクリルケースで使用する材料は、直線にカットする必要がある為、アクリル専用カッター(約1,000円)やアクリル専用ノコギリ(約2,000円)があれば問題ありません。

そして、接着剤は定番のアクリサンデーがおすすめです。一般の接着剤は、接着剤が固まることで物体を貼り合せている為、多少なりとも接着面が目立ってしまうものでした。

しかしアクリサンデーは、溶剤接着というアクリル自体を溶かしてアクリル同士を貼り合せる接着剤である為、接着剤が分からないほどに仕上がりが美しく接着も強度となります。

価格も注射器付きで約700円とリーズナブルな点も特徴です。

アクセサリーや小物入れに!アクリルケースの作り方を紹介

シンプルなアクリルケースは、アクセサリーや小物入れに最適です。

好みの大きさにアクリル板をカットする際は、厚みの半分程度の深さまでカッター(オルファ アクリルカッター)やノコギリ(現場屋 アクリル専用鋸)で傷を付け、折り曲げることで、綺麗に切断することが出来ます。反対側からも切れ目を入れるとさらに切断しやすくなります。

ただし、切断面は角が尖っている為、必要に応じて紙ヤスリなどを使って断面処理を行いましょう。

紙ヤスリを必要な枚数を用意し、接着する端面を磨いたら、直角になるように定規などを当て、マスキングテープなどで仮止めをします。

隙間があるとうまく接着出来ないので、仮止めの際は、テープでしっかり固定するのがポイントです。

固定した板と板の内側に、接着剤(アクリサンデー 接着剤)が入った注入器(アクリル接着剤用 注射器)の針を当て、滑らせるように接着剤を一気に流し込みます。接着剤が乾いてくっつくまで、手でそのまま固定しておきましょう。

他のアクリル板も同様に接着し、接着剤が完全に乾いたあとにマスキングテープを外せば、アクリルケースの完成です。

曲げ加工や穴開けだけで作れるアクセサリースタンドの作り方

アクリル板に穴を開ける板を曲げるという加工をすると、アクセサリースタンドに応用できます。

たとえば、好みの形にアクリル板をカット(アクリル板レーザー加工(カット・彫刻)サービス)して小さめの穴をドリル(アクリサンデー アクリル専用ビット)で開け、アクリル板をL字に曲げるだけでピアススタンドに変身します。

また、長方形のアクリル板を用意し、一方の端にネックレスを掛けられるような溝をドリルで作り、その反対側の端をL字に曲げてネックレススタンドにすることも可能です。

アクリル板に穴を開ける場合は、電動ドリルの本体(3,000円前後)を用意し、アクリル専用のアクリル専用のドリルビット(約1,000円)を取り付けます。電動ドリルに付属しているビットを使うとアクリル板が割れることがあるので、必ずアクリル専用のものを使いましょう。

アクリル板の曲げ加工には、熱で温める専用のヒーターキット(アクリサンデー ヒーターキット)が必要です。

曲げたい部分の境目にカッター(オルファ アクリルカッター)で軽く筋を入れておき、温めた部分が曲げたときに外側になるようにヒーターキットの上に置きます。しばらくして、熱でアクリル板が柔らかくなったら、手で曲げるだけで簡単に曲げ加工ができます。

ヒーターキットは6,000円前後と少し高めですが、アクリル板を曲げられるとDIYの幅が広がるので持っておくといいでしょう。

簡単おしゃれなディスプレイ棚の作り方

模型やフィギュアを飾りたい場合、アクリルケースをアレンジしたディスプレイ棚(アクリルラック セミオーダー)がおすすめです。

たとえば、飾りたい模型やフィギュアの大きさに合わせたアクリルケースを作り、そのケースを模型などの上から被せるだけで、ホコリよけを兼ね備えたディスプレイケース(箱型アクリルケース セミオーダー)が完成します。

そして、アクリルケースを作る際、好みの位置に棚板を接着すればディスプレイ棚となります。

フィギュアなどをよりおしゃれにディスプレイしたい場合、背面部分にミラー加工(アクリルミラー板)をしたアクリル板を設置すると、全体がより見やすくなります。また、ケースの中にLEDを設置すると、コレクションがライトアップされて中の展示物をより一層引き立たせることができます。

まとめ

今回は、アクリル板を使ったアクリルケースとアクセサリースタンドの作り方をご紹介しました。

アクリルケースは、製作時に使用するアクリル板を直線にカットし、端面を整えたアクリル板を貼り合せるというシンプルな方法ですが、これをマスターすればディスプレイ棚に応用できます。

他にも曲げと穴開けの加工をすると、オリジナルのアクセサリースタンドを作ることが可能です。

アクリル板を使ったDIY(DIYガイド)に挑戦し、お好みのアクリルケースやアクセサリースタンドを作ってみてはいかがでしょうか。

製品紹介

アクリル紫外線カット(UVカット)板

アクリル押出板 規格サイズ

アクリル押出板 フリーカット

オルファ アクリルカッター

現場屋 アクリル専用鋸

アクリサンデー 接着剤

アクリル接着剤用 注射器

アクリル板レーザー加工(カット・彫刻)サービス

アクリサンデー アクリル専用ビット

アクリサンデー ヒーターキット

アクリルラック セミオーダー

箱型アクリルケース セミオーダー

アクリルミラー板