製品レポート

組立説明書を作った人の責任

この記事をシェア :

facebook twitter line

皆様、こんにちは。
アクリ屋ブログ製品レポート担当です。
毎日いかがお過ごしでしょうか。

最近、トピックスと製品レポートしかないような気がしますが、気のせいです。
気のせいなので、気にせず続けます。

今回の製品レポートは、「大型ポスターフレーム スタンドタイプ」のこぼれ話です。

実はこの記事、随分前に書き終わっていたのですが(3月末)、公開するのをすっかり忘れておりました。
確か公開直前に他の記事をご紹介する事になってしまい、そのまま忘れ去られたんでしょうね。
その記憶すらも曖昧な、そんな記事、なんたって「こぼれ話」ですからね。
そんな訳で、記事そのものもこぼれてしまいましたが、掬って(救って)あげてのご紹介。
最後までお付き合い下さい。

では、本題に入りましょう。
製品を販売する上で、実は結構大切な存在、それが「組立説明書」。
名前の通り、組立が必要な製品の組み立て方を説明する、それが「組立説明書」。
でも、本当は付属していない方が喜ばれる、それが「組立説明書」。
そう、それが「組立説明書」です。

そんな組立説明書ですが、世間一般的にはどうやって作られているのか、知る由もありません。

ただ、弊社では企画担当がとあるソフトを利用して白紙の状態から作っています。
作る、というよりも、描く、そんな感じでしょうか。
A4用紙という297mm×210mmの限られた白い世界の中で、必要な情報を如何に簡潔に、それでいて詳しく詰め込むか、色々と考えながら描いています。
詰め込み過ぎないように詰め込む、奥が深いです。
理解不能、意味不明です。
で、ある程度形になった時に、実際に(激しく中途半端な)組立説明書を見ながら組み立ててもらう訳です。
はい、作っている本人が組み立てても仕方が無いので、事務所の誰かしらがターゲットにされる、と。
今回は“指の綺麗な”22歳の男の子がターゲット。
ロック、オン。
「これ、組立説明書。途中段階だけど。で、これ、部材。これ見ながら独りで組み立ててね。」
早速作業開始。
フラフラになりながら、作業終了。
顔、白いよ。血の気、引いてるよ。指、綺麗だね。
組み上がったばかりの製品を見ながら、我思う。
「うん、完璧ね。良い感じ。組立説明書が良いから。」
何て調子にのっていると…
posterframe-stand500-5.jpg
「…なんか傾いてない?フレーム、傾いてるよね?
や、もちろん傾く製品ではあるけど、傾き過ぎてる気が…
あれ?これ、取り付ける位置、間違ってるよね?」
posterframe-stand500-6.jpg
製品の設計上、水平にならなくてはいけないこの補強板。
斜めに傾いていました。
はい、終了。
はい、全て組立説明書を作った人の責任になる訳です。
はい、全て私の責任です。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
ちゃんと説明書を読んでよー、なんてぼやいても無駄です。
そんな事を何度か繰り返しながら、説明書が出来上がる訳ですね。
だからー、ちゃんと読んでよねー、とぶつぶつ言いながらも、楽しくてニヤニヤしながら作業する。
そんなただの変態です。
僕のことではありませんが。まあ、僕ですが。
今回の1件が組立説明書のどの部分に反映されているのか、探してみるのも楽しいかも知れませんよ?
それこそ、ニヤニヤしながら、ここかなー、あ、こっちかなー、や、こっちだろー、なんて。
あははははははは!
すみません、全く楽しくないですよね、どうでも良いですよね。
【ステップ5】です。
補強板が水平になっているかチェックして下さい。
ちなみに、これはA1サイズのみ注意するポイントです。
A1はスタンド用の穴位置と補強板用の穴位置が殆ど同じ間隔になっている為です。
他のサイズは距離が全く異なるので、間違える事はないかと思います。
と言う事で、今回の製品レポートはここまで。
全く製品のレポートになっていない、そしてこぼれ話と言っていいのかすら疑わしい、そんなお話でした。
それでは、素敵な1週間を。
・・・と本当は下書きの時点で、最後に「それでは、良い春を。」と書いていたのですが、すっかりタイミングを逃してしまいました。
この言葉、言いたかったのになー。
来年の春まで持ち越しと言う事で。
「また春に会いましょう」