過去のコラム

2003年9月以前

2009/07/03(FRI)
2679)新潟出張
昨日は新潟に出張.livinplus製品の一部を展示・販売頂くことになったのでその設営.

事前に店舗の様子の写真を送っていただいてあったものの、下見はできなかったので商品のボリューム感が問題ないかやや不安がありました.開封・磨き・仮設置を行いお店の方と意見交換をしながらバランスを修正するという感じで作業を進め、概ね5五時間半くらいの作業ののち日帰りしてきました.帰り東海道線が人身事故でとまってしまったので、
東京-横浜まで二時間もかかってしまい困憊、家についたら12時過ぎでした.

展示計画は、いろいろなやんだ結果、建物のガラス面が斜めのニッチの様になっていることに着目し、椅子を一脚この半外部の空間に置く事にしました.これ、結構効果的で室内に置いた椅子との関係から内外が連続している様に見えます.

いい意味でのんびりした地方都市なので、道行く人と製品が呼応している様な感じに出来よかったと思う.

ご案内はこちら:

http://www.acry-ya.com/acry-ya_new/htm2/htm/info2009_0630.htm

以上ご案内でした(202).


2009/07/01(WED)
2678)小さな家のいろいろ(5)
空間とか場とかいろいろな呼び名があります.

建築というのは第一義には床壁天井、それに窓をどう作るかによって事後的に空間が認識されるという流れなので、今回は極力要素を減らして進めています.本日はサッシュメーカーと方針の打ち合わせ.防火がかかるので役所との事前協議が必要.明日と来週頭に2本出張なので、簡単な模型いくつか作り切り刻み光の分布を確認するに留める(202).


2009/06/29(MON)
2677)小さな家のいろいろ(4)
娘を迎えに夕刻タクシーに乗ったところ、いつもの信号通り越して別ルートになった.普段と違うトンネルを抜けると突然見慣れた住宅。北山恒さんの白い家(TN-HOUSE)だった。雑誌で数回みたけど、木造なのに一件鉄骨やRCに見える作り方なのが印象に残っていた。内部の空間構成は(誌面からは)まあありかなという印象だったのだけど、建ち方が良くないなあと思った。ボリューム大きすぎます。こういうアプローチの時は意図的にこじんまり建てないと間延びしてしまうと思う。外壁にテクスチュアがあればまだなんとかなったかもしれないけど、とにかく写真写りのいい建物は疑った方がいい(202).


2009/06/28(SUN)
2676)小さな家のいろいろ(3)
木造の作図のキモが分からない(いえもちろん大学初等程度の作図はできますが)ので、松野さんや安田さんの作品の図面を拝見しました。よくも悪くも性格がでる様で、以前拝見した高橋君の図面なんかは頭が痛くなりそうでしたが、この中で松野さんの図面は良かった。いい図面というのは見返り美人みたいなものです。

さて、基本計画はほぼ終了。考えていることが他の人にも通じるかやや不安に思い、僕の友人では最も批評性に富む高橋君に電話をするも、乾久美子さんのOHの帰路、第三京浜をベンツでかっ飛んでいるところだったので断念。諸兄には後日レビューをしていただくこととして、構造久田氏に仮定断面の検討をお願いすることにした。

こうして久しぶりに建築をやっていると、突然、とても幸せな気分になります。この幸せさというのは、プロダクトの様なモノの検討ではなく、モノを媒介として場所を作るということなのだと思います。モノのありようをギリギリまで詰めて行くのは根性必要なのですが、建築の図面を書く時はいい意味で場所を直視できる気がします。

来月頭より新潟でlivingplusの商品を3週間程展示いただきます。7/2には出張で新潟に行く予定。7/5は名古屋で住宅の改修工事の現場立ち会いです。八王子の製造業グループのサイトを作る事になりました。今年も息つく暇無く折り返しです(202).


2009/06/27(SAT)
2675)小さな家のいろいろ(2)
小さな家の参考にしようと思い、様々な雑誌を過去までさかのぼりながめていますが、意外に土地は広く、そこに敢えて小さな家を建てる事で「ヒキ」を十分とっていることが分かってきました.ならば簡単、、というか狭小住宅故の室内空間の狭さに対し、外部空間が緩衝領域(バッファ)になっている様です.

ここいら辺りは熟考する必要がありそうです(202).


2009/06/24(WED)
2674)小さな家のいろいろ(1)
小さな家を設計中なので、過去の雑誌などいろいろ眺めています.

今日は知人の建築家の松野さんが前職で担当だった「世田谷村」

この住宅、相当即興的に作られています.簡単に言えば「たまたま人がそこに暮らしている」状態を作る為に、所謂住まいの記号を徹底的に排除している印象を受けました.詳述すると、部位毎に無関係に組み立てる、仕上げない、奇麗に納めないという具合に徹底的に「アンチ」な建築です.こういう空間にくらせる人は人間力が強くないとダメ、この強さへの期待こそ多分石山さんの優しさなのかもなと思いました.

建築の構成要素が消えて生活の場所だけが浮かんでくる様なありようになっているかというとまるで正反対で、住めるもんなら住んでみろというやけっぱちな感じもします.もうすこし控えめに似たような質も実現できるんじゃないだろうか?と感じました.アンチなだけでは決して住人は幸福になれない気がします(202).


2009/06/22(MON)
2673)スペースキー
過日大田区の生田さんのところで頂戴した(不良品)の非球面レンズ.いつも仕事場の机において細々とした図面や文字、写真の判読に活用しています.ついつい自慢したくなる存在感、機能故、調子にのって手元にあったPCのキーボードを拡大したのだけど、キートップの文字が全然でてきません.おかしいなと思って遠目にみてみると、スペースキーを拡大してました.

ああなるほど、スペースキーは文字通りブランクですからキートップに文字の刻印ないですね.と、同時に、木を見て森を見ず.望遠・マクロもよいけれど、広角でものをみることも大事だと思った(202).


2009/06/16(TUE)
2672)ティーンエイジャー
http://www.youtube.com/watch?v=AvFr-zbmYdA&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=_Npq4cVHTro&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=3iid-A6_CB4&feature=related

これででるかな?諸事いろいろ大変ですがなんとか生きてます(202).


2009/06/08(MON)
2671)おやじくさい時計
ここ数年、SEIKO5という逆輸入の自動巻時計を使っています.

値段も安価で、気張った感じがなくてとても好きです.しかし、自動巻時計というのは定期的にメンテしないと徐々に狂ってくるとのこと.たしかに最近調子が悪いのですが、分解清掃の金額で実はもう一個買えてしまうのが悩ましい.

そんな訳でいろいろ探してみたら、上位機種(?)でセイコーメカニカルというのがあるみたい.別段、取り替えたところでだれも気づいてくれないものなので自己満足なのですが、僕のSEIKO5よりさらにおやじくさくてグッと来てしまいます.かっこいい.

ガラス面が傷つきづらいらしい.何か大きな入金があったら買うとしよう.家人も気づくまい.

さて、本日はこれより外出.外出前に懸案事項をいくつか片付けました.明日は名古屋に出張です.

・新製品(小品)の図面を作図:W氏にファックス.ネジ勘合部分が外観上
 目立つので寸法調整をお願いした.
・新製品試作の検討にあたり、既製パイプ材の寸法に不明点があったので、
 W氏に問い合わせ.後ほどファックスを頂く.
・新潟ですこし小さな拡販のイベントをする(?)ので内訳を整理.
・樹脂材の調合を見直したので、機械的・化学的性質の測定を行う.試験場
 に伺う日程を調整.
・一部製品の価格改定をするので連絡書を作成、文案確認が済んだので原本
 をメイル.配布の方はacry-ya.comにお任せする.
・海外からの送金方法、決済の方法について追加検討いただく旨、連絡.

と、今日は諸連絡に明け暮れました(202).


2009/06/06(SAT)
2670)雑誌掲載のお知らせ
少し前の仕事ですが、アクリル製品が彰国社「ディテール」に掲載されます.URLは下記となります.

http://www.shokokusha.co.jp/zassid.html

2009夏期号は建築の照明の特集号だそうです(あまりよく企画の趣旨を理解していませんでした).

上記サイトによれば、「この特集では,「基準照度」といった明るさのガイドラインを白紙に戻し,演出としてだけでなく「性能としての照明」「感性に遡及する照明」とは何であるかという事例を中心に,建築の照明が果たすべき役割というものを考察していく。」とあります.

そもそもアクリルで光るプロダクトを作ろうとしたのは、小さなプロダクトを作ることを通じて固有の「場所」が浮かび上がってくれば、それでも建築の仕事なんだという気負いが多分にあったのだと思います.場所を作る最小の手段が「ひかり」だと思ったからです.

この意味でPLSやacrylic basinを考えたことは企画趣旨とのシンクロ率が高かったのでしょうし、あまり建築の実作の無い僕を見いだしてくださり建築作品ばかりの特集に加えてくださった皆様にお礼申し上げます.特にPLSはLED照明の初動期の製品でした.ゆくゆくは大手が参入してくることが明らかな中で、僕らの様な所謂照明メーカーではない小さな工場が製品を作る場合必要な場所に必要な質の光をとどけるのがなし得る限界でした.こうした意味でも光の質にこだわることになりました.でも、こういう状況はデザインにおいてはなにも悲観すべきことではありません.いわば製造の条件や先行きの予測を逆手にとって製品のあり方を考えたことが少し認めていただけたのだと思います.

ディテールという雑誌は編集委員の方々が文章を執筆することになっているので、事前に文章を拝見していませんが、誌面レイアウトにわがままを聴いてくださり、また写植版下の作成や図面へのキャプション記入でお手を煩わせたFさんどうもありがとうございました.昔ながらの進め方ですが、こういう手続きで作品や技術がアーカイブされるのだなと興味深く仕事の進め方を拝見しました.文章の方も楽しみです.なぜかというと下記の様なやや長い理由があります.

こうした出版の折り、僕自身も解説文を書くことがありますが、最近すこし作り方が単純であっけなくなってきたので、この作業がおっくうでたまりません.

なぜなら最近、僕は意識的にどんどん加工の手数を減らして一目でわかる種もしかけもないものをデザインするという具合に関心が大分変わって来ているからです.これをまたわざわざ言葉にするのが増長に思えるのですが、立場上僕はacry-ya.comの商品開発や技術開発の顧問を長く行っていますから、技術的な見地での解説は不可避です.商品としては売らないとなりませんから、訴求点を説明しないとなりません.つまり、作家としては純粋に語らずに感じてほしいという気持ちがありますが、立場上、商品としてそれを語らないといけないという責任めいたものの間で板挟みになってしまうのです.こうした中で今回の様に他者の目からこれまでacry-ya.comの各位と一緒につくったものが語られるのは良い転換期なんだろうなと思いました.

私自身は誌面未見(店頭に並ぶのは6/17前後とのことです)ですが、以前の資料をひっくり返して図面やデータをまとめ直しました.良い意味で仕事を振り返る事ができました.また、ごく個人的に師匠である高橋晶子さん寛さん、そして、学生時代大変お世話になった石田敏明さんと同じ雑誌に掲載になったのも初めてなのがうれしいです(202).


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shiromuku(hu1)DIARY version 3.04